説明:
THE BS-3D Binaural 3D Microphone
Micpreamp : JR SOUND HA-202D Recoder : NUENDO
事務所の中で録っているのでパソコンの音やパワーアンプの音も入っていて狭い空間なので無理があるのだがこれはこれでそのつもりで聴いてください。実際には高原や大ホールなどで録音すると方向がよくわかると思います。ここは社内で録音しましたがそれなりにヘッドフォンをかけて聴いていただけるとレフトからセンターにそしてバックにマイクを動かしてますので音が動いているのが聴きとれると思います。後ろ向きや高いところは広さが無いと解りにくいかもしれません。
元々、このマイクロフォンはアルゼンチンの会社Taylor Hohendahl Engineering,LLCです。Binaural micを開発したのは6-7年前ですがそれ以前にはホロフォニックの開発に携わっていたという経緯があります。内部の構造は明かされていませんがやたらに開けるとフェイズコントロールされた質感が壊れてしまうらしいです。このマイクはホロフォニックではありませんがその技術を多少は継承していると聞いたことがあります。それ故、他社のBinaural micと違いセンターとバックセンターの音がはっきり出ることと上下の音が認識出来る点が特徴です。実際にもうずいぶん前になりますが浅間高原の山林に入って録音したときは林なのに深い森にいるような感覚になりました。奥行きがすばらしいのです。風が流れる感じがわかるマイクは他に無いと思います。SLを録音したときも遠くから汽笛を鳴らしながら走ってくる音量と手前を通り過ぎる音量のダイナミクスも最高でした。滝の音や海の静かな波の音も自然です。一つ難を言えば湿気に弱い点とこれに合うウィンドスクリーンが既存ではないということくらいでしょうか。このメーカーは他にもKA-04というPreamp Bodyとそれに取り付け可能なCupsuleも多数用意されています。B&K,DPA,SCHOEPS,NEUMANNなどに飽きた方必見です!
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