ROLAND TR-909 RHYTHM COMPOSER
TR-909は1983年以降の発売で非常に短命だった為、当時はあまり知られていない。80年前後はマルチ録音=自宅録音が出来る時代になった頃でそれ以前は個人で録音なんてお金がかかりすぎてとても出来るものではなかった。MTRも4trから8trの安価な製品が出てさらにカセットMTRなるものも出現、ミキサーも個人でも頑張れば買える時代で、同時期にはモジュラータイプのシンセからキーボードタイプのシンセになりポリフォニックになって行った。自動演奏もこの頃から発達しMC8などのシーケンサーとともにTR-808が出て、正に個人で録音出来る機材が揃った時代でもある。YMOやPhilCollinsなどが使用したことによりTR-808が有名だったが高価だったため私たちが購入出来たのはせいぜいTR-606とTB-303でした。その後、90年代以降ハウスやDJがアメリカで流行はじめそこであらためてTR-909などが使われ今に至るという歴史をたどるのです。今では十分ローファイな音であるが心地よいサウンドでもある。TR-909は大きく分けると前期と後期でBDの音が変わるようだ、見方はシリアルと電池ボックで外観は解るようになっている。この音は前期型を使用しました。(シリアルの違いと電池ボックスの違いで見分けられます)
データが重いので以下のURLでも聴く事が出来ます。
https://www.youtube.com/watch?v=PpFksnj-KMEhttps://vimeo.com/51671926